階段の登りと下りでは、使われる筋肉や骨への負荷が異なります。
階段の登り
• 主に使う筋肉
• 大腿四頭筋(前もも)
• 大臀筋(お尻)
• ハムストリングス(もも裏)
• 腓腹筋・ヒラメ筋(ふくらはぎ)
• 骨・関節への影響
• 登る動作では、膝関節と股関節が大きく動くため、それらを支える大腿骨や脛骨、大腿骨頭(股関節の球状の部分)に負荷がかかります。
• ただし、下りよりは関節への負担が少ないです。
階段の下り
• 主に使う筋肉(制動のためのブレーキ作用)
• 大腿四頭筋(前もも)(特に膝を支える役割)
• ハムストリングス(もも裏)
• 腓腹筋・ヒラメ筋(ふくらはぎ)
• 骨・関節への影響
• 下りは着地時の衝撃が大きいため、膝関節や足関節に強い負荷がかかります。
• 特に膝蓋骨(膝のお皿)や大腿骨・脛骨の関節部分(膝軟骨)が摩耗しやすく、膝痛や関節炎の原因になりやすい。
• 骨自体というよりも、膝関節や半月板へのダメージが問題になります。
まとめ
• 登り:筋肉(特に大臀筋・大腿四頭筋)に負荷が大きいが、関節の負担は少ない。
• 下り:筋肉(特に大腿四頭筋)にブレーキ作用が求められ、膝関節への負担が大きい。
• 関節や骨への負担を減らすには、ゆっくりとした動作を意識し、膝を柔らかく使うことが重要。
当院では関節に必要な栄養や運動のアドバイスをいたします!