靱帯と腱(けん)の違い

① 役割の違い

■ 靭帯

骨と骨をつなぐ組織
    •    関節を安定させる
    •    動きすぎを防ぐ「ストッパー」の役割
    •    例:前十字靭帯、内側側副靭帯(膝)

■ 腱

筋肉と骨をつなぐ組織
    •    筋肉の力を骨に伝えて体を動かす
    •    動作の主役
    •    例:アキレス腱、上腕二頭筋腱

③ ケガの特徴

■ 靭帯損傷
• 捻る・急停止・方向転換で起こりやすい
• 関節が不安定になる
• 腫れやすい
• 治るまで時間がかかる

■ 腱損傷
• 使いすぎ・急な力で起こる
• 動かすと痛い・力が入らない
• 炎症(腱炎)が多い

④ 骨格との関係(あなたの関心テーマに沿って)
• 骨格の歪み
 → 靭帯が常に引っ張られ関節が不安定
 → 腱に過剰な負荷がかかり炎症
• 関節が硬い
 → 靭帯の柔軟性低下
 → 腱が無理に引っ張られ痛みが出やすい

まとめ
• 靭帯=関節を守る安定装置
• 腱=動かすための力の伝達装置

痛みの症状の原因が何かを知ることが大切です。

その症状に対して処置することによりいい方向にしていきます!