【身体的な原因】
1. 筋肉の緊張・疲労
• 長時間のデスクワークやスマホ操作で、同じ姿勢を続ける
• 肩・首・背中の筋肉(特に僧帽筋や肩甲挙筋)が過緊張
→ 血流が悪化し、筋肉がこわばる
2. 姿勢の悪化
• 猫背・巻き肩・頭の前傾姿勢(ストレートネック)
→ 骨格のバランスが崩れ、筋肉が常に引っ張られる
3. 血行不良
• 冷えや自律神経の乱れによる血流低下
→ 酸素・栄養が届きにくくなり、筋肉が硬直
4. 肩関節や頸椎のトラブル
• 四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)
• 頸椎ヘルニア、変形性頸椎症など
→ 神経や関節の動きが悪くなり、こわばりや痛みを感じる
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【精神的・神経的な原因】
1. ストレス・緊張
• 精神的ストレスで交感神経が優位になり、筋肉が常に緊張状態に
• 無意識に肩をすくめていることも
2. 睡眠不足
• 体の修復やリラックスが不十分で、筋肉が緩まない
3. 自律神経の乱れ
• 気温差・疲労・ストレスなどで自律神経が乱れると、血流調節や筋肉の緊張が崩れる
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🍽️【生活習慣・その他の要因】
• 運動不足(筋肉の柔軟性・代謝低下)
• 冷房や寒さによる冷え
• 貧血や栄養不足(特に鉄・ビタミンB群・マグネシウム不足)
• 眼精疲労(首・肩の筋肉が連動して緊張)
🦴【骨格・姿勢の歪みが肩のこわばりを生む理由】
肩の筋肉は、
• 背骨(頸椎・胸椎)
• 肩甲骨
• 鎖骨
• 肋骨
など、複数の骨と密接に連動しています。
これらの位置関係が崩れると、
一部の筋肉(特に僧帽筋・肩甲挙筋・胸鎖乳突筋など)に負担が集中してしまい、
「こわばり・張り・重だるさ」が出やすくなります。
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【改善の基本ポイント】
① 肩甲骨の位置を整える
猫背や巻き肩では、肩甲骨が外側・前方へ開きすぎます。
👉 肩甲骨を「背骨寄り・下方」に戻すことで、筋肉のバランスが整います。
セルフケア例:肩甲骨はがしストレッチ
1. 背筋を伸ばして座る
2. 両肩を耳に近づけるようにすくめ、5秒キープ
3. 肩を後ろに回しながらストンと下げる
→ 1日5〜10回を目安に
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② 頸椎(首の骨)のカーブを取り戻す
スマホ姿勢やデスクワークで頭が前に出ると、
首のS字カーブが失われ「ストレートネック」状態に。
これが肩こり・こわばりの最大要因のひとつです。
改善ポイント:あご引きエクササイズ
• 壁に後頭部を軽くつけるようにして、あごを少し引く
• そのまま5秒キープ × 5セット
→ 首の正しい位置感覚が戻り、肩の負担が減る
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③ 胸郭(肋骨)の動きを広げる
胸が硬くなると、肩が前に巻き込み、呼吸も浅くなります。
→ 肩・背中の筋肉が緊張しやすくなる
ストレッチ例:胸を開く運動
1. 両手を後ろで組み、胸を前へ突き出すように開く
2. 5〜10秒キープ × 3セット
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④ 骨盤を整える
意外ですが、肩のこわばりは骨盤の傾きからも起こります。
骨盤が後傾すると背中が丸まり、肩が前方に出て筋肉が硬くなります。
→ 骨盤を立てる姿勢を意識するだけでも、上半身の筋緊張は軽減されます。
当院では施術により骨格を整え上記の体操のアドバイスをして実践していただきます!
自分の体を知ることが大切です。