膝関節内にある軟骨組織が摩耗や劣化によって薄くなり、減少する状態を指します。
軟骨は関節の骨同士が直接ぶつかるのを防ぎ、スムーズに動かす役割を果たしています。しかし、何らかの理由で軟骨が減少すると、膝に痛みや炎症、可動域の制限などの問題が生じることがあります。
主な原因
1. 加齢
年齢を重ねると軟骨の修復能力が低下し、自然と薄くなることがあります。
2. 変形性膝関節症
軟骨が磨耗して関節が変形する病気。中高年に多く見られます。
3. 過剰な負担
スポーツや仕事などで膝に過剰な負担がかかると、軟骨が摩耗しやすくなります。
4. 体重増加
体重が重いと膝関節にかかる圧力が増え、軟骨が劣化するリスクが高まります。
5. 外傷やケガ
膝のケガ(靭帯損傷や半月板損傷)が原因で軟骨が薄くなることがあります。
6. 遺伝や先天的要因
軟骨が弱い体質や関節に異常がある場合も影響します。
症状
• 膝の痛み(特に動作時や長時間の歩行後)
• 膝が腫れる、熱を持つ
• 関節のこわばりや動かしにくさ
• 階段の上り下りが困難になる
• 骨同士が擦れる音がする(軋轢音)
対処法
1. 生活習慣の見直し
• 体重を適正に保つ
• 適度な運動(ウォーキングやストレッチなど)を行う
• 過剰な負担を避ける
2. リハビリや運動療法
筋肉を強化して関節への負担を軽減します。
3. 薬物療法
痛み止めやヒアルロン酸注射が行われることがあります。
4. サポーターやインソール
膝関節の負担を軽減します。
5. 手術
軟骨が著しく損傷している場合、人工関節置換術などが検討されることがあります。
早期発見・対処が重要なので、痛みや違和感を感じた場合は整形外科を受診することをお勧めします。
当院では、対処療法ではなく、根本療法を推奨しております。
運動、栄養、物理療法を施術とプラスして自然治癒力を高めてよくしていきます。
ぜひご相談ください!