膝の可動域が狭くなると他の関節も歪みが出てくる

ひざ(膝関節)の可動域が狭くなると、他の関節にも歪みや負担の連鎖が起こりやすくなります。

これは、体が「全体でバランスを取る構造」になっているためです。

🔹主な影響の流れ

1. 股関節への影響
• ひざが曲がりにくくなると、歩行や立ち上がりの際に股関節が余分に動いて補おうとします。
→ 結果として、股関節のねじれ・骨盤の傾きが起きやすくなります。

2. 足首への影響
• ひざが十分に曲がらないと、しゃがむ・階段を降りる動作で足首(特に背屈)が過剰に使われます。
→ **足首や足裏のアーチの崩れ(偏平足・外反母趾など)**にもつながります。

3. 骨盤・背骨への影響
• 膝の左右差や可動制限があると、体の重心が偏り、骨盤がゆがみます。
→ 骨盤の傾きが背骨に伝わり、腰痛・猫背・肩こりといった二次的な不調が出やすくなります。

4. 肩や首への波及
• 下半身のバランスが崩れると、姿勢全体が歪み、頭の位置までズレます。
→ 結果として、肩のこり・首の緊張・顎関節のズレが起きることもあります。

膝の可動域が狭くなる
 ↓
股関節・足首・骨盤などが補う
 ↓
全身の関節バランスが崩れ、歪みや慢性痛へ

必要なのは、膝だけを動かすのではなく、
• 股関節・足首も含めたストレッチ
• 姿勢・歩行バランスの調整
を行うことです。

当院ではバランスを整えるために関節を調整していきます。

ぜひご相談ください