頸椎ヘルニアのレベル

頚椎ヘルニア(頚椎椎間板ヘルニア)の重症度は、神経の圧迫具合や症状の程度によって大きく分けて 軽度・中等度・重度 の3つのレベルに分類できます。

1. 軽度(初期段階)
• 症状
• 首や肩のこり、軽い痛み
• 軽いしびれや違和感(特に朝起きたときや長時間同じ姿勢をとったとき)
• 休息や軽いストレッチで改善する
• 対策・治療
• 姿勢改善
• 首や肩周りのストレッチ・軽い運動
• 湿布や痛み止めの使用

2. 中等度(進行期)
• 症状
• 首や肩、腕に強い痛み(特に動かしたとき)
• しびれや筋力低下(ペットボトルのフタが開けにくい、細かい作業がしにくい)
• 動かしにくさや感覚異常(腕や指先の感覚が鈍る)
• 対策・治療
• 保存療法(ストレッチ、リハビリ、痛み止め)
• 神経ブロック注射(痛みが強い場合)
• 装具療法(頚椎カラーなどで負担を軽減)

3. 重度(末期・手術適応)
• 症状
• 手や腕の麻痺・脱力(物がつかみにくい、箸が使いにくい)
• 歩行障害(つまづきやすい、バランスがとれない)
• 排尿・排便障害(膀胱や腸のコントロールが難しくなる)
• 痛みが慢性化し、日常生活に支障が出る
• 治療
• 手術が検討される段階(椎弓形成術、椎間板置換術など)
• 早期の専門医受診が必要

まとめ
• 軽度(初期): 姿勢改善やストレッチで改善可能
• 中等度(進行期): 痛みやしびれが強くなり、治療が必要
• 重度(末期): 手術が必要になることも

早期に適切な治療を受けることで、症状の進行を防ぐことができます。

当院では、症状のレベルに応じて施術方法を変更いたします。

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